2011年 02月 03日
9、JICAスタッフ田澤さんのこと

私の左側に立って通訳をしてくださっているのがJICAの田澤さん。
旅の面白さは人との出会い、ふれあいだと思いますが今回の旅で
もっとも印象に残った人の一人はラオス人ではなくて日本人の現地
スタッフとして一緒に小学校をまわってくださった田澤さんです。
彼はラオスに来て一年とは思えない、見事なラオス語を話します。
彼がいなければ今回の旅はまったく異なったものになったことは
明らかです。
そしてそれは彼の優秀な言語能力のおかげはもちろんですがそれ
だけではなく何よりも彼の屈託の無さ、人を和ませる雰囲気のおかげ
でどんな場所で何を話していてもなんだかその場にいる全員がいつの
まにやら笑顔になっている、という彼の魔法のような魅力のおかげだと
感じました。
彼はいま30歳。あと一年ぐらいで一旦ラオスでの活動は終わる、と
のことでしたが、「まだしばらく海外にいたい」とおっしゃっていました。
彼はどこにいっても愛され、大切にされるような雰囲気を持っている
のできっとどこの国にいてもそれなりに幸せに生きていけるような気
がしてしまいますが、それでも彼はラオスという国にぴったりの人だ
と思います。
あまりにもぴったりだったのでどうしてラオスを選んだのですか?と
聞いたのですが、それほど明確にラオスに、というよりも選択肢が少な
くて結果的にラオスになった、というようなお話だったように記憶して
います。(違っていたらごめんなさい)
人は何かに導かれてその場所にいる。決して間違った場所にいること
はない、ということを私は信じていますが、彼を見ているとまさにその
ことを納得してしまうような人でした。
ラオスを旅している間中、出会った人はラオス人だけでなく、日本人
まで素敵な人だったというのが私の結論になりました。田澤さんとの
再会を楽しみにしています。
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by silver_arch
| 2011-02-03 07:28
| シルバーアーチ報告