2011年 01月 07日
8、AEFA・石原さんの支援が継続されているイルン村にて
いるのが伝わってきたのですが、この村だけは格別でした。
それは石原さんが個人で支援を継続してきたことで村人との間に
深い信頼関係があることから生まれたものだと理解できました。
私たちまでまるで昔からの友人の歓迎してもらい、彼らの心の
温かさがひときわ伝わってきました。
どの村を訪問してもバーシーという彼らにとっては大切な儀式で
歓迎してくれるのは変わりませんが、この村では忘れられない場面
がありました。
バーシーの最後で村人がやってきてゲストのひとりひとりの手首に
木綿の糸を巻いてくれるのは同じなのですが、私の手首に糸を
撒いてくれた一人の男性が「ナガイキ、ナガイキ」と祈りのことばを
つぶやいてくれたのです!
彼はきっと「この祈りの言葉を日本語で言ったら何になるんだろう?」
と調べ、それを覚えて私達にわかるように、と祈ってくれたのです。
驚いた私が彼に思わず日本語で「ながいき?っていったの?」と聞い
たら「うんうん、そうそう」とでもいいたげに嬉しそうに首をたてにふって
「ナガイキ、ナガイキ」と繰り返します。私もなんだか楽しくなって彼に
「ナガイキ、ナガイキ」うんうん「ナガイキ、ナガイキ」と「ナガイキ」の
応酬がしばらく続きました。もし今回の人生で私の寿命がちょっと長め
になったとしたら、きっとこのときのオジサンと「ナガイキ」の祈りを交わ
したおかげかな~と楽しく思い出すことになるでしょう。
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同じ日の記録が美保さんのブログにもあります。
↑この記事のラストにある私のヘン顔写真はこどもたちの後ろから近づ
いていって「ワッ!」と驚かそうとする一瞬前だというのがその真相です。
by silver_arch
| 2011-01-07 22:12
| シルバーアーチ報告